パソコンのトラブルを減らすために

パソコンのトラブルを減らすために気をつけておくべきこととして、アメリカのComputer Troubleshootersという会社が5つの提案をしています。

1.PCは36ヶ月で取り替える。

パソコンの交換の目安は3~5年と言われますが、これはハードディスクの寿命が3年を超えると故障率が上がってくることが根拠になっています。ハードディスク以外には電源周り、コンデンサの寿命などがよくある故障です。いずれにしても早めにパソコンを交換することでトラブルを避けることができます。

2.ウイルス対策ソフト、OSのアップデートをきちんと行う。

よく「なんかメッセージが出てきてるけどわかんないのでそのままにしてました」というお話を聞くことがあります。確かによくわからないメッセージが表示されているのにとりあえず押しちゃえ!というのは、危険ですが必要なアップデートなどはやっておかないとそれが原因でウイルスなどに感染することもあります。メッセージの内容がよくわからず心配な時は当社のようなサポートサービス業者かメーカーのサポートなどに確認することをオススメします。

3.電圧や停電の影響をうけにくいUPSなどの電源装置を使用する。

電圧などの問題は日本ではあまり起こらないので心配はいらないと思いますが、電子レンジとコピー機が同時に動くとブレーカーが落ちるとか、雷で通信関係の機械が故障したなどの相談がよくあります。UPSは無停電電源装置という機械で要は大きなバッテリーです。ここにパソコンなどを接続しておくことで停電になってもしばらくの間は操作ができるので作成中のデータを保存したり、パソコンをシャットダウンする時間を稼ぐことができます。雷にはサージプロテクター内蔵のOAタップなどを利用することで防げる場合もありますが、基本的には近くで雷が鳴りだしたらコンセントと電話線を外してしまうほうが良いとされています。

4.PCの冷却ファンを定期的に清掃する。

パソコンの内部を掃除する人はあまり多くはないんですが、パソコンには複数の冷却ファンがありホコリがたまってきます。できれば半年に一度ぐらいは中をあけてエアダスターなどで清掃したほうが故障しにくいです。特に夏場は気温が高く放熱が悪くなるのでエアコンが無い部屋にあるパソコンなどは注意が必要です。放熱がうまくいかない状態だと頻繁にフリーズしたり突然電源が落ちたりします。最悪CPUなどが故障して買い替えになってしまうこともあります。夏前と年末にお掃除をオススメしています。

清掃方法はこちらでもご紹介しています。

5.ソフトウェアなどを整理整頓しすぐにわかるようにしておく。

トラブルがあったときに色々な対処を行いますが、ソフトや周辺機器のドライバーなどを入れ直すこともよくあります。早くトラブルを解決して業務に戻るためにはソフトやドライバーのCDROMやマニュアルなどを探す時間は大変無駄な時間です。最近は100円ショップなどでCDROMが一緒に収納できるファイルや中が見える保存用のバッグなどが販売されていますのでそういったものを活用して整理整頓しておきましょう。